7ステップ・コツ5つで上達するゴルフの打ちっぱなし練習方法

 

打ちっぱなし練習場でどういう練習をしたらゴルフが上達するのかと悩んではいませんか?実際のコースでいい結果を出すためには、打ちっぱなしでの練習を有効活用するといいでしょう。ここではまず打ちっぱなし練習がなぜ重要なのか、そして初心者がするべき練習のポイントや方法、コツを解説していきます。

■目次

1 前提 ゴルフ打ちっぱなし練習が重要な理由
1.1 ゴルフ初心者が打ちっぱなしで練習すべきポイント
2 ゴルフ打ちっぱなしでのおすすめ練習方法7ステップ
2.1 ステップ1:練習の目的を決める
2.2 ステップ2:可動域を広げるストレッチをする
2.3 ステップ3:2本のクラブで素振り練習をする
2.4 ステップ4:左手だけで打つ練習をする
2.5 ステップ5:右手だけで打つ練習をする
2.6 ステップ6:短いクラブから練習する
2.7 ステップ7:ウッドやドライバーを練習する
3 ゴルフ打ちっぱなしで練習する際のコツ5つ
3.1 コツ1:8割の力で練習するように意識する
3.2 コツ2:毎ショット同じルーティーンで打てるようにする
3.3 コツ3:各クラブの飛距離を把握する
3.4 コツ4:打つ前に連続で素振りを行う
3.5 コツ5:スマホでスイング動画を撮影し確認する
4 ゴルフ打ちっぱなし練習での注意点2つ
4.1 注意点1:マットの方向を理解して練習しよう
4.2 注意点2:右端寄りの打席は避けよう
5 ゴルフ打ちっぱなしでオススメの練習方法 まとめ

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1 前提 ゴルフ打ちっぱなし練習が重要な理由

ゴルフを上達させるうえで重要な要素は3つ存在するといわれています。
上達に必要なポイントは以下の3つになります。
(1)地面の同じ場所を叩くこと
(2)ボールを遠くに飛ばすこと
(3)予測できる曲がりのボールを打つこと

これらのポイントを身に付けるには、練習場でのスイングによってフォームを固めていくことが欠かせません。ゴルフで大切なのは「再現性」なので、いかにして、毎回同じフォームでスイングできるかが上達の重要なポイントになります。

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1.1ゴルフ初心者が打ちっぱなしで練習すべきポイント

ウエッジと一般的に言われる短めのクラブで、アプローチやショートゲームなどの練習をしましょう。ハーフショットが大切な理由は、ハーフスイングは遠心力がかかりにくいスイングであり、難易度が高いからです。

・練習すべきアプローチ距離
男性の場合:80ヤード以内
女性の場合:50ヤード以内

ゴルフは実戦になると最後にグリーンに乗せる必要があります。しかし、このショットは難しく、多くの初心者が苦手意識を持つと思います。
アプローチなどのハーフショットを上達させることで、スコアは縮められやすくなるでしょう。

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2ゴルフ打ちっぱなしでのおすすめ練習方法7ステップ

「打ちっぱなしで練習するときに、どんな順序で練習したらいいのだろうか」と悩んでいる人もいると思います。そのような方のために以下の7つのステップで解説します。

・練習方法7ステップ
1.練習の目的を定める
2.ストレッチをし、可動域を広げる
3.素振り練習で2本のクラブを使用する
4.左手のみで打つ練習をする
5.右手のみで打つ練習をする
6.クラブは短いものから練習する
7.ドライバー・ウッドの練習をする

打ちっぱなしは1時間くらいの短時間ですが、やることを決めておけば効率よく練習できます。
それでは以下でわかりやすく解説していきます。

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2.1 ステップ1:練習の目的を定める

まずは、練習をする目的について定めましょう。練習をする目的を決めなければ、惰性で打つのみとなり、何かを習得出来ずに終わりやすいです。そうなると、上達には繋がらないでしょう。

・目的の例
アイアンでトップしやすいので矯正したい
ドライバーのスライスを矯正したい
クラブごとの飛距離を安定させたい
各クラブで狙った所に打てるようにしたい
飛距離アップを目指して体を上手く使えるようにしたい など

ラウンドで思うようなショットが出なかった場合に、練習に行き、ミスしたことを改善することで、ゴルフやクラブへの抵抗をなくすことができます。

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2.2 ステップ2:ストレッチをし、可動域を広げる

目的を決める重要性はすでに話しましたが、目的を決め、ゴルフ場へと到着したら、クラブを握りスイングする前に、ストレッチを行い、関節の可動域を広げましょう。
いきなり練習しても、腕を大きく使うような働きを腕が思うように行ってくれなかったり、
最悪の場合は怪我にも発展しやすくなります。
肩甲骨や股関節を中心に伸ばしたりして、体をしっかりとほぐしていきましょう。
おすすめとしては、肩にクラブを担いで、前傾姿勢を作り、左右に状態を捻るように動かすストレッチです。ストレッチを効果的に取り入れることで怪我の予防やショットの精度向上にも繋がります。

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2.3素振り練習で2本のクラブを使用する

素振り練習はゴルフでも練習の一つとして取り入れられています。その素振りを行うときに2本のクラブを使用して行う方法があります。この方法のメリットは、クラブの重さを利用して、体全体をうまく使ってスイングができるからです。
使うクラブはアイアンが良いでしょう。男性なら7番・6番、女性なら9番・ピッチングなどがおすすめです。

・ポイント
大切なのは、大きくゆっくり回すことです。
クラブの重さを使い、力を入れ過ぎずに素振りをしましょう。

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2.4 ステップ4:左手のみで打つ練習をする

素振りを終えたら、特にボール曲がりやすい癖がある人は、左手のみで打つ練習をしてみましょう。左手だけで練習することで、面の入り方を体に覚えさせてくれることができます。
注意することとしては、単に左手だけで打っているいわば手打ちの状態になっている場合が多く、ボールが曲がってしまうことです。ゴルフ初心者に多いといえます。そのような時は、体と一緒に腕を引っ張っていくイメージを持つだけで、ボールは真っすぐ飛びやすくなります。

・重要ポイント
手で打ちに行こうとせずに、おヘソに腕を引きつけるイメージで打つ
左脇を閉め、構えた位置にグリップが通るようにして打つ

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2.5 ステップ5:右手のみで打つ練習をする

飛距離が出ない人や、ボールに高さが出ない人は、右手のみで打つ練習方法も取り入れるといいでしょう。なぜなら、左手よりも右手は、ヘッドスピードを出すときに大きな働きをし、高さや飛距離に大きく影響するからです。ヘットスピードにはローテーションといわれる作用が入ってきます。『ローテーション』とは、簡単にいえば、手を返す動作のことです。
スイング動作では、基本、インパクトの直後に右腕が左腕にかぶさり、手首が返る動作へと移行します。右手の練習でも、体に引き付けることは意識してください。
片手のスイングで腕の使い方を小さい振り幅から覚え、次第に大きくしていき、両手でのスイングへと繋げていきましょう。

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2.6 ステップ6:クラブは短いものから練習する

素振りやストレッチなどのウォームアップが終了したら、短いクラブから使用していきましょう。練習では短いクラブから使うことで、小さなスイング動作から作っていくことができ、調子を崩しにくいです。いきなり、長いクラブを使用すると、体全体を使ってスイングするため、体が慣れていない分、負担や感覚のズレが大きいです。
まずは、9番アイアンかピッチングウェッジなどから打ち始めていき、フルスイングの4分の1程度のビジネスゾーンといわれる振り幅から次第にスイングを大きくしていきましょう。

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2.7 ステップ7:ドライバー・ウッドの練習をする

最後にはドライバーやウッドの練習をしましょう。
思いっきりスイングするのもいいですが、安定したスイングで狙ったところに打つような再現性が重要ですので、スイングの際の基本としましょう。ドライバーなどで思いっきりスイングしたことでスイングが乱れると、他のクラブを使用したときにも影響してきてしまいます。
ドライバーの場合のポイントは、シャフトのライ角がクラブの構造上、違うことを理解してスイングすることです。
アイアンとは異なり、クラブを斜めに振る比率が高いので、横振りに近い感じで振りましょう。注意することは、縦振りになりすぎていないかを確認しましょう。

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3 ゴルフ打ちっぱなしで練習する際のコツ5つ

・打ちっぱなしのコツ5つ
8割の力で練習するように意識する
毎ショット同じルーティンで打てるようにする
各クラブの飛距離を把握する
打つ前に連続で素振りを行う
スマホでスイング動画を撮影し確認する

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3.1 コツ1:8割の力で練習するように意識する

飛ばそうと思い、フルスイングをし力むのではなく、8割の力で練習してみましょう。
最大の力でのスイングでは安定性に欠けるスイングとなり、再現性のあるスイング練習ができません。スイングのフィニッシュでバランスよく立てることを確認しながらスイングしましょう。右足はつま先で支えるようにして、左足重心でスイングを終えてふらつかなければ問題ありません。

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3.2 コツ2:毎ショット同じルーティンで打てるようにする

ラウンドでのプレーをイメージして、ショット毎に自身のルーティンを取り入れてみましょう。毎回打つまでのリズムや動作を同じにしていれば、力みがなくなりやすくなり、スイングの再現性は高まります。練習場でもラウンドをイメージすることで実戦に近い感覚やメンタリティで打つことができます。そうすることでおのずとショットの精度も上がっていきます。
ボールの後ろから目標を定め、素振りをし、ボールを目標方向に打つ一連の流れにルーティンを組み込みましょう。
目標を定めた後、構えてバックスイングに移行する前に、再度目標を見てイメージし、息を吐くことで力みやリズムを整えます。そうすることで再現性はより高まるでしょう。

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3.3 コツ3:各クラブの飛距離を把握する

次のコツとしては、目標ヤードに合うクラブで打つ練習をすることです。例えば20ヤード
などで力を抜いて打つことに慣れてしまうと、ラウンドで実際に打つ際にクラブに合う飛距離を飛ばせなくなってしまうからです。
ラウンドで「大きめのクラブを使い軽く打てばいいだろう」という考え方では、ミスも減らず、上達も見込めません。
7番アイアンで140ヤードほど飛ばせるのであれば、ラウンド時に残り140ヤードだった場合には自信を持って7番アイアンを使用できるように練習しておくことで安心できます。
練習では確認事項として、各クラブの飛距離は重要になります。

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3.4 コツ4:打つ前に連続で素振りを行う

ボールを打つ前には、クラブを持ち、連続素振りをしましょう。行う理由としては、クラブ主体のスイング動作を身に付けるためです。ミスが多い人の場合はクラブが上手に使えておらず、正確な動作ができていません。
打ち込みにいくスイング動作は効率が悪く、上達のスピードも遅くしてしまう原因になることがありあます。クラブ主体のスイング動作を意識し、身に付けていくとしっかりと正しくボールを打ちに行くことができます。

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3.5 コツ5:スマホでスイング動画を撮影し確認する

最後は、スイングの様子をスマホを使い撮影しましょう。客観的に見る自身のスイングは想像している動きと異なることが多々あります。上達が早い人は、プロのスイングと見比べて、修正できる人が多いです。毎回の練習で撮影することで、問題点や癖を把握しやすくなり、スイングが改善されていくことも実感できるでしょう。

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4 ゴルフ打ちっぱなし練習をする際の注意点

『ゴルフ打ちっぱなしの練習で気を付けたほうがいい事』と思っている人に対して注意点をご紹介いたします。
打ちっぱなしをする際の重要ポイントとなる部分ですが、必ず目を通して練習時に活かしましょう。注意点としては2つあり、マットの方向を理解して練習する、右端寄りの打席を避ける事の2点があげられます。それについて解説いたします。

4.1 注意点その1:マットの方向を理解して練習しよう

1つ目の注意点は、マットの方向をきちんと確認してから打ち始めましょう。
なぜマットの方向が重要かと言いますと、実はマットの方向が目標とは違う方向を向いているせいで、うまく打てていない場合があるからです。
変な癖が付くのもマットの位置がずれていることを知らずに練習してしまい、手打ちになってしまうのが主な原因です。古い練習場だとマットの位置がずれている事が多く、必ずボールの後ろに立って目標方向に打てそうなのかを確認するのが良いです。
チェックポイントとしてはマットの向きと平行の場所に、目標を設定して打ちましょう。

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4.2 注意点その2:右端寄りの打席は避けよう

練習場の打席は、右端寄りではなくなるべく左のほうを選びましょう。
というのも右端寄りを選んでしまうと、視覚的に体が左を向きやすくカット軌道になりやすいからです。
特にゴルフ初心者に限った話ですが、右端の方で練習してしまうと、左にクラブを引っ張って打つような変な癖がついてしまうので注意しましょう。

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5 ゴルフ打ちっぱなしでオススメの練習方法 まとめ

これまでに紹介した『7ステップ・コツ5つで上達するゴルフの打ちっぱなし練習方法』を実践していけば、打ちっ放し練習場に一人で通い続けても、短時間で十分に上達できます。

最後にこの記事の内容をまとめてみました。

・練習方法7ステップ
1.練習の目的を定める
2.ストレッチをし、可動域を広げる
3.素振り練習で2本のクラブを使用する
4.左手のみで打つ練習をする
5.右手のみで打つ練習をする
6.クラブは短いものから練習する
7.ドライバー・ウッドの練習をする
8割の力で練習するように意識する
毎ショット同じルーティンで打てるようにする
各クラブの飛距離を把握する
打つ前に連続で素振りを行う
スマホでスイング動画を撮影し確認する

打ちっぱなしの練習方法は、基本を覚えた後に、自分なりに練習内容を取り入れたりアレンジするのがおすすめです。
ゴルフ初心者も練習がうまくできない経験者の方も、ここで紹介した内容を実践して見てください。

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